出あいがしらの事故では一時不停止に8割、徐行違反に2割の過失!

出あいがしらの事故では一時不停止に8割、徐行違反に2割の過失! | 芸スポ速報 on TOPBUZZKさんは、信号のない小さな十字路を時速30キロくらいで通過しようとして、出会いがしらに事故をおこしてしまいました。Kさんの車の前方には一時停止の標識があったのに、ついウッカリ、一時不停止で進行してしまったのです。

しかし、相手の車は時速50キロのスピード、徐行すべきところを徐行しなかったわけで、徐行義務違反です。徐行とは、車両などがただちに停止することができるような速度で進行することをいいます。徐行すべき場所としては道路標識などによって徐行すべきことが指定されている道路の部分を通行する場合、および次に掲げる場合においては徐行しなければなりません(道路交通法42条)。

  1. 左右の見通しがきかない交差点に入ろうとし、または交差点内で左右の見通しがきかない部分を通行しようとするとき(交通整備が行われている場合や、優先道路を通行している場合を除く)。
  2. 道路のまがりかど付近、登り坂の頂上付近、または勾配の急な下り坂を通過するとき。

ただし、道路交通法では、減速についての規定はありません。一般には徐行を含め、今まで40キロの速度で走行しているとすれば、その速度を30キロなり20キロなりに落とす、つまり徐行に至るまでの経過走行速度を指していると解釈されています。一時停止の規制のある場合の出会いがしらの事故では、速度差が重視されており、同程度の速度では一時停止を怠ったほうが80%、相手側20%が過失割合決定の基準になっています。幅員5メートルと4メートルの道路の交差する交通整理のない交差点の出会いがしらの衝突事故で、5メートルの道路を走行してきた被害車にも徐行義務に違反があったとして30%の過失相殺をした例があります。

交通整理の行われていない交差点での出会いがしらの衝突事故に、優先通行権のある被害率両にも徐行する注意義務があるとして、この義務を怠った被害車に20%の過失相殺をしています。

一時停止標識とカーブミラ!の設置されている交通整理の行われていない交差点での出会いがしらの衝突事故について、交差道路に一時停止標識があっても、広路側の車にも徐行義務は免除されないとして、徐行を怠った被害車に10%の過失相殺をした例もあります。Kさんの事故の場合、相手の走行速度は50キロ。よほど広いか幹線道路でもない場合は、当然徐行義務があるはず。被害車にも30%程度の過失は認められるでしょう。しかし、Kさんの車も30キロくらいのスピードで一時停止による進行では少なくとも70%~80%の過失割合はまぬがれません。

人間には「ついうっかり」がつきものとはいえ、それが高い代償につながらないとも限りません。こうなると、頭をかいてすます、というわけにもいかなくなります。あまり疲労が激しいようなときは、できるだけ運転を見合わせたほうがよいでしょう。逆に、はりきっているときもついうっかりが生じがち。運転者に、平常心が望まれるのはそのためです。

1 個のコメント

  • 一時停止側の刑事過失責任を「信頼の原則」用いて否定した最高裁判決。非常に参考になりました。文中、「刑事責任で参考になるとはいえ、ほかの同様のケ-スにおける民事判決では、一時停止の規制のある側の車について、その過失割合を多く認定しています。」とありますが、交差道路を違法走行してきた相手車と事故になったケ-スで、一停側の民事過失責任を肯定ないしは否定した判例情報をご存知ならご教示いただけないでしょうか。

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