自分から衝突したら、相手の違法駐車はほとんど責められない!

自分から衝突したら、相手の違法駐車はほとんど責められない! | 芸スポ速報 on TOPBUZZFさんは、時速40キロの速度で車を運転中左の方から進行車のないことを確認して左折したところ、交差点から少し離れて駐車していた車に衝突してしまいました。この車は駐車違反で交差点から3メートルくらいのところに車をとめていたのです。交差点近くでは、その端から5メートル以内は駐車禁止になっています(道路交通法44条)。このような駐車違反の車に衝突した場合、一般に、相手にも過失が認められます。

Fさんの場合は、夜間で、しかも、あまり見通しのよくない交差点でした。駐車中の車を見つけにくい状況にあったわけです。このような場合は、違法駐車の相手側に20%~30%の過失相殺が認められるでしょう。しかし、相手が駐車違反していたからといって、加害者側にまったく過失がないという主張は通りません。むしろ、違法駐車の車に過失を認めなかった判決例さえあります

駐車禁止になっている場所に駐車していた車に、センターラインを越えて進入し衝突、被害者を死亡させた事故で、裁判所は、違法駐車の車に免責を認めました。とはいっても、一般的に、被害者に過失があったため、加害者の過失を助長し、または事故を拡大した場合で、しかも、加害者の責任を軽減するだけの事情があるときは、過失相殺の対象になります。

雪がつもって視界の悪い路上に、車の進行を妨害するような形で駐車していた事に、十分な危険予告をしないで走行し、衝突した事故で、被害車に40%の過失相殺を認めています。この事故では、加害車は、凍結路面を走行しているにもかかわらず、スリップ防止措置をとっていませんでした。また、駐車禁止の標識がある場所で、夜間、霧のため見通しの悪い時に駐車していた車に衝突した事故で、駐車側に30%の過失相殺をした例もあります。

駐車禁止区域であることを知らずに一時停止中に衝突された被害者に20%の過失相殺をした例、後部反射鏡が泥で汚れ、よく作用しないトラックを夜間路上に駐車しておいたために追突して死亡したバイクに70%、駐車側に30%の過失相殺をした例もあります。このように、相手が駐車違反でも、ぶつければ、損害賠償責任が生じます。

「相手が違反していなければ、事故はおきなかった」などと主張しても認められません。加害者は常に責任をとらされます。あとは、過失相殺でしか争えません。だから、たとえ駐車禁止区域でも、注意を怠るのは禁物。車が止まっているつもりで走らなくてはなりません。

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