迷惑な幅寄せでおこした事故も、相手が逃げたら責任をとらされる!

迷惑な幅寄せでおこした事故も、相手が逃げたら責任をとらされる! | 芸スポ速報 on TOPBUZZ運転者はハンドルさばきに慣れてくると、車が自分の体の一部のような気になり、自在に操れるようになります。追い越しや割り込みもきわめてスムーズ。10~20センチ接近しても苦もなく手品のように通り抜ける運転者もいます。しかし、車のスピードは、実際に感じているより速いもの。油断は禁物です。ほかの運転者のむり強いによって事故をおこしてしまうことだってありえます。

Hさんが車を運転中、後方から大型トラックが接近、Hさんのほうに右側から幅寄せしてきたので、ハンドルを左に切ったところ、たまたま、Hさんの車の左側へバイクが進入、そのため、Hさんの車はバイクと接触してしまいました。

この事故の遠因は大型トラックの幅寄せにあります。この大型車には70%~80%の過失が認められるはずです。しかし、大型トラックは、Hさんの車を追い越していったのですから、Hさんの車が事故をおこしたときには、すでに立ち去っています。

ナンバーを覚えているならともかく、探し出すのはまずむりでしょう。結局、Hさんが、バイクに乗っていた被害者に損害賠償を支払うしかありません。その場合、Hさんとバイクとの過失割合は70%対30%くらいが妥当です。同じような事故における過失相殺の判決例をいくつかあげておきましょう。国道一七号線において、大型トラック(時速40キロ)とガードレールとの間(1.7メートル~2メートル)を同速度で走っていた乗用車の運転者が、窓から出していた肘をトラックの左側後輪にふれ、安定を失ってガードレールに激突、死亡してしまいました。この事例は50%、50%の過失割合になっています(東京高判昭48.10.18)。

片側2車線の国道4号線において、第一車線に駐車車両があったため、第一専線を走っていた甲車が、駐車車両を避けようと第二車線に進入、そのとき甲車の右後方から第二車線を走行していた乙車は、甲車をよけようと右にハンドルを切ったところ、対向車と衝突しました。この事例につき、甲対乙の過失割合は70%対30%とされています(東京地判昭48.9.7)。

運転者は、追い越しや割り込みに十分注意しなければなりません。それだけでなく、側方あるいは後進する他車の追い越しや割り込みを十分察知し、徐行や停止によって、接触を回避する義務も課せられています。

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