交通事故・示談テクニックと保険活用術

損をしない示談交渉、加害者・被害者のための知恵をご紹介します。

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交通事故を起こした加害者はどう示談交渉すべき?遺族・被害者を傷つけない3つの交渉ルール

交通事故を起こした加害者はどう示談交渉すべき?遺族・被害者を傷つけない3つの交渉ルール示談というと、とかく、加害者は悪者扱いされかねません。しかし、悪意があって事故をおこす人はまずいないでしょう。ふつうの加害者なら、自分の責任をなんとか償おうと、誠実に話し合いを重ねようと心がけるはずです。その場合、加害者は、交渉に入るタイミングを失わないことが大切です。

①被害者が死亡した場合

告別式には必ず出席し、香典を供えます。このときは、くどくどと言い訳や弁解をしないこと。「このたびは私が至らないばかりに、とんでもない不幸を引きおこしてしまい、まことに申し訳ございません。いくら詫びても詫びきれるものではありませんが、ご焼香させていただきにあがりました」くらいにしておくこと。

交渉は、遺族が少しは落ち着きをとり戻した初七日すぎころから始めます。具体的には、死亡後一か月くらいか、あるいは四十九日、つまり、忌明け後くらいにすることが多いようです。

 

②被害者が負傷した場合

軽傷なら、被害者の痛みが和らぎ、ふつうの状態で話ができるようになってから全治するまでの間。重傷なら退院する前後。後遺症があるときは、その症状がはっきりした頃。これらの時期が、示談をまとめやすいでしょう。

長期入院のときは、とりあえず、入院費・治療費・付添料などを負担しておくこと。これは、加害者として当然の行為といえます。また、そのほうが、後で示談がスムーズに進めやすいことも確かです。

 

③物件事故の場合

このケースでは、損害額が比較的容易に算出できます。見積書、破損箇所の写真、被害車の型式・使用度、破損度、修理状況などを確認したうえ、賠償額を決めます。もし、被害者にも過失があったら、その度合を話し合い、過失相殺して減額し、賠償額をただちに支払うべきです。

①~③のいずれの場合も、事故直後は興奮しているので、冷却期間をおくのが賢明。また、被害者の傾向として、当初の頃は、高圧的になったり、実際の損害より高額の賠償金を要求してくることもありえます。

それだけに、お互いある程度、落ち着くまで示談を待つべきです。仮に、法外な賠償金を請求されても、その段階では交渉に応せず、また、相手の非をなじったりせず、我慢のうえ、時間をおくべきです。実際の交渉に入ったら、まず、辛抱すること。相手から罵られてもがまんする必要があります。誠意をはっきり示すことも大切。自分の非を率直に認め、十分に謝罪します。

それに、被害者には当人でないとわからない苦しみもあるはずですから、相手の立場を理解してあげるべきです。そのためには、相手の言い分をよくきき、感情を解きほぐしてあげたいもの。被害者の同情を得るようになれば、示談はスムーズにまとまります。誠意を態度にあらわすためには何回も足を運ぶ必要も出るでしょう。

被害者が加害者の話を全然受け付けない場合は、交通事故相談所や被害者の平素信頼している人に頼んで話し合ってもらうのも一つの方法です。最近は被害者でも、交通事故をチャンスに、金もうけを企む人さえありますが、賠償はあくまで損害を償うもの。

加害者は、必ず損害の内訳明細書や領収書のコピーをもらい、必要なら物品の購入先や修理業者、医師などに問い合わせ説明をきくべきです。もし不審な点があれば、話し合い、相手が請求額の根拠を示さなかったり、損害額以上の金額を請求しつづけるなら、示談交渉を拒否するしかないでしょう。加害者として示談交渉をする場合は、次の点がポイントになります。

 

  1. 損害賠償請求権者の範囲を調べる。
    請求権者が大勢いて、その中のひとりを代表として示談する場合は請求権者全員の代理権のあることを委任状などによって確認する必要があります。
  2. 相手方が代理人の場合は、その代理権の有鉱山、範囲を確かめる。
  3. 示談は相手方と十分話し合い、だましたり無理をしないこと。
    相手方の全面的な同意がないときは示談書があっても無効となる場合があります。
  4. 相手の過失をよく調べ、双方の過失の割合によって賠償額を増減する。
  5. 賠償請求額については、その算定方法および領収書の有無をきき、疑点のあるものは、さらに話し合いをつづける。
  6. 話がまとまったら、ただちに示談書を取り交わす。
    示談書には必ずそれ以外の請求権を放棄する旨の記載をしておく。
  7. 示談金の全部または一部を支払ったら必ずその受取書をもらう。
  8. 示談はなるべく早くまとめること。
    時機を逃すと示談しにくくなりますし、刑事処分に際しても不利になります。
  9. 代理人を依頼するときは、信頼できる有能な弁護士に頼むこと。
    間違っても示談屋には頼まない
  10. 相手方が無茶で話し合いにならないときは、積極的に調停を申し立てることです。

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