温泉療養費や漢方薬も賠償請求として認められる場合がある!

温泉療養費や漢方薬も賠償請求として認められる場合がある! | 芸スポ速報 on TOPBUZZまず、積極的損害の賠償を請求できる範囲としては、加害行為によって「通常生ずべき損害」であり、「特別な事情による損害」(たとえば、休業中に常連客がよそへ移ったような場合)は、加害者にその損害の発生が予見できる可能性のある場合に限られます。ただ、交通事故のように、偶発的、突発的におこる損害の場合については、予見可能性を問題にしてもあまり意味がないため、通常、次の三点に照らして判断します。

  1. 医療上、または、これに準ずるものとして必要であったかどうか(必要性)。
  2. 被害者の身分上または一般の価格上からして相当なものであったかどうか(相当性)。
  3. 社会生活上または科学上からして合理的なものであったかどうか。つまり普通の人が交通事故による損害として一般的に納得できるものかどうか(合理性)。

例えば、入院中の患者や付添人の食事代は、普通の食事代である限り賠償すべき損害と認められます。しかし、見舞客に対する接待費は社会生活上、当然とされる茶菓程度のもの以外は認められません。

また、入院中に新聞を購読した場合、医療上必要とはいえません。しかし、入院中の退屈しのぎとして、生活上の必要性があり、価格も安いので、これくらいの範囲は社会的に認容されるという点で合理性があります

温泉療養費も、医師が温泉療養の必要を認め、その指示で赴いた場合であれば損害賠償の必要が出てきます。いずれにしても、請求書の内訳をよく検討し、お互いに納得できる線で合意できるよう話し合うべきです。次に一応の損害賠償項目の判例をあげておきます。

 

  1. 飲食費のうち付添人のものを認めた例、見舞客の飲食費を否定、テレビの購入代金は否定。
  2. 温泉療養費は医師の認定したものであれば、その往復旅費を含めて損害の範囲と認めています。
  3. 入院時における病院関係者への謝礼。正規の看護料、家政婦代は当然として「心付」「謝礼」は否定したもの、認めたものがあります。社会通念上相当のものであれば請求してよいでしょう。
  4. 葬儀費用、墓碑建設費は古くから認められていますが、かかった費用の全額ではありません。現在の判決例ではだいたい90万~150万円くらいの請求が認められています。

その他、通院交通費、誠灸、マッサージ費用、カイロプラクティック費用、漢方薬代等も、その必要性・合理性・相当性を考慮した上で認められることもあります。

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